産駒のスマートレイチェルとヴォルカンが今年より繁殖牝馬として桑田牧場に戻ってきましたが、母ショウナンアクトはまだまだ健在。今年はハービンジャーとの組み合わせです。

ショウナンアクトはダート短距離で適性を見せ、計4勝をあげ準オープン馬として活躍しました。牧場で繁殖入りするとキングカメハメハと抜群の相性を示し初産駒のオルナがオープン馬として、又スマートレイチェルもオープン馬になり交流重賞で入着しました。2番仔のリヴァイバルは父がワイルドラッシュに変わりましたが3勝し、アクト自身の繁殖馬としての能力の高さを証明しました。

ハービンジャーは2019年に産駒のディアドラがイギリスのナッソーステークスG１を勝ち今まさに油に乗っている種牡馬です。自身がノーザンダンサーを4本内包している欧州らしい配合。エリザベス女王杯を勝ったモズカッチャンは母系に4本計8本のノーザンダンサーを有し、ディアドラも計6本とノーザンダンサーの血が多いと結果も出やすい印象を受けます。当馬も6本のノーザンダンサーを内包しています。楽しみな配合です。

（2019年12月記）

掲載中の写真は2020年5月15日撮影