日本の名牝系の一つシラオキからは歴代多くの名馬が産まれました。そしてあまりに広がった枝はいくつも活力を失い、消滅するかほそぼそと生き残りながらまた再び芽吹くのを待っているようです。

しかしマロトウショウの牝系は名門トウショウ牧場が育ていまでも大輪を咲かし続けています。4代母コーニストウショウの末裔に顕彰馬ウォッカがいて今も底力、成長力、日本競馬への和合性を伝え続けています。

当馬は皐月賞馬イスラボニータとの配合。5代内完全アウトブリードで母系の底力が試される配合となっています。

（2019年12月記）

掲載中の写真は2020年6月5日撮影