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2019.11.05

メルボルンカップ

日本からの遠征馬メールドグラースがG1連覇の期待をかけられましたが、多頭数の馬群をさばき切れずに6着と終わってしまいました。
しかし伝統のハンデ戦で重い斤量を背負っての健闘は素晴らしいものでした。

桑田牧場が注目した馬がもう一頭いました。
デットーリ騎手が手綱をとったマスターオブリアリティです。果敢な先行策から直線で抜け出し、一旦は先頭に立ったものの内から伸びたヴァウアンドディクレアに屈して僅かさの2着入線でした。直線での外への斜行が進路妨害をとられ4着降着となりましたが、マスターオブリアリティを伸びてくる馬たちに合わせにいこうとした結果、残念な形になったような気がしました。


マスターオブリアリティーは当場のアスカビレン・ポントマイコの同牝系です。

両馬の祖母ヴィヴァットレジーナは昔あった社台の繁殖セールで購入し、そこから大事に伸びてきた系統ですが、その姉ソロデルーンから伸びた系統がマスターオブリアリティーに当たります。
今年になってから頭角を現し、4月のビンテージクロップS G3で重賞初制覇。6月のロイヤルアスコットのゴールドカップG1でデットーリ騎手のストラディバリウスの3着と大健闘。その時のしぶとさ、粘り強さを見たデットーリ騎手ならではのレースだったと思います。

この牝系の特徴としては、マスターオブリアリティーやワリードのように牡が長距離レースを先行力と粘りで成績を残し、アスカビレンやセルリアンスカイのように牝は切れ味を武器にきれいに差し切るレースをします。

活力ある牝系出身のアスカビレン・ポントマイコのこれからの活躍に期待されます。

アスカビレン
ポントマイコ
桑田牧場 MULBERRY STABLE

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