母ショウナンワヒネは中央で1勝です。デビューから6戦連続2着と惜しいレースを続けながらも未勝利戦がなくなってしまい、地方に転戦後すぐに2連勝して中央に戻ってきて500万下で勝ちました。
その堅実さがこの牝系の特徴です。

祖母メヤディーニもアップルマティーニ・メガリスらの4勝はじめ確実に勝鞍を稼ぎ安定した成績を残しました。
その母ナイオディーニは2800メートルのパークヒルステークスG2 や2200メートルのランカシャーオークスG3 を勝ちスタミナをしっかり伝える血統です。
母父シンボリクリスエスはダービー馬レイデオロ・障害チャンピオンオジュウチョウサンなど数多くの活躍馬を出しています。Kris.Sは世界的に見てもArchなどを通して母系に入ることで底力をサポートして大レースでの勝負強さを発揮しています。
父ブラックタイド×母父シンボリクリスエスはまだ産駒数も少ないですが、多方面での活躍が期待できそうな配合といえます。

当馬はスラリとしてとても均整の取れた馬体をしています。性格も人懐っこく従順ながらも我の強い所を持ち合わせているところは母親によく似ています。

掲載中の写真は2020年5月18日撮影